GP LETTER Edition 2011

Rd.17 Indian GP

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デリーから車で1時間程の距離にあるブッダ・インターナショナルサーキット。


初開催故に状況も判らず、体制も整っているとは言い難い。そして見事に埃っぽい空気、朝は靄か霧かと思うような視界の悪さは時間が立てどもあまり変化することはなく結局週末を通してモヤモヤの中での撮影となった。


肉眼でも視界がクリアには見えない状況なのだが、そして今回僕がスタート・シーンで使用したズームレンズでは逆光などの厳しい条件では好結果は望めないのが常識だったのだが、結果は素晴らしくインドらしい(?)光と空気感が表現できていると思った。

元来、単焦点レンズを中心に撮影をしている僕だが、今回何故ズームレンズを使ったかというと、スタート・シーンの1コーナーの撮影ポイントが遠く、ポジショニングも厳しいので撮影場所を流動的に考えていて、どこで撮るかはハッキリと決めずにグリッドを後にしていた。


インドGPらしい場所から... 思い描いて選んだ場所がこの2コーナーの立ち上がりで観客席をバックに入れて逆光でというシーンだった。

こんな時には現場に行ってみないと、どのレンズかとベストかは判らない。だからといって単焦点レンズを何本も持って決勝レースを撮影する訳にはいかないので悩んだ末の選択だったのだが、この撮影結果を見せつけられるとズームレンズに対する概念が一変した。

もちろん単焦点で絞り開放でのボケ味は素晴らしいが、長期取材や機材の量に制限などがある場合には1本で対応できる3〜4本分の焦点距離を思うと、これはフィールドを舞台にするフォトグラファーには必須といえるかもしれない。