GP Letter

2008.11.10

SEASON OFF SPECIAL 1.


信じられないような展開と結末で波乱のブラジルGPが終わり、
僅か1週間しか過ぎていないのだが、
気分的には何故か既に過ぎ去った遥か昔の事のようにさえ思える。


これで本来ならシーズンオフということになるのだが、
先週末は富士スピードウェイ(FSW)にて今季国内レースの最終戦、
Super GT の撮影をしていたので、僕的にはまだオフシーズンという感覚はない。


そのFSW、F1の日本GP以来になるのだが、
F1開催時にはあった仮設の観客席やスタンドは既に撤収されていて、
既にF1日本GPの面影はほとんど払拭されていて、
ある意味では見慣れたいつものFSWの姿に戻っている。
このFSWでのF1GPの開催は2年後の2010年となり、
以降は交互に開催されることになり、来年は鈴鹿で日本GPが開催される予定でもある。


さて、F1のシーズンは終わったが、これからストーブリーグが佳境に入る。
そんな時にルノーからオフィシャルアナウンスメントがあり、
アロンソとの2年契約、そして来期のネルシーニョとの契約が発表された。
この発表により残されたわずかなシートの行方も次第に決まってくることだろう。


我らが佐藤琢磨だが、来週前半にバルセロナで再びトロロッソのテストドライブをすることが決まった、
こうなれば何としてもこのチャンスを生かし、来期のシート獲得へつなげて欲しいと思う。
果たしてB・セナの行方は如何に、そして我らが佐藤琢磨はシートを奪えるのか?
この辺りの展開はF1ファンなら目を離すわけにはいかないだろう。


その佐藤琢磨の写真展「Never Give Up」が大阪梅田のキャノンギャラリーにて開催される。
期日は11月13日(木)〜 11月19日(水)


今シーズン、スペインGPを最後に撤退したSAF1のドライバーだった佐藤琢磨も,
その余波を受けシーズン半ばにしてレギュラーシートを失ってしまった。
世界で戦える日本人として期待をされていただけに、
一日も早い復帰をして欲しいという、我々の願いも込めて、
二人の写真家と一人のジャーナリストで開催しているコラボ展だ。


ジョーダンでのF1デビューから今季までの写真の中から選ばれた写真の数々、
時間の許される方は是非ご覧になって欲しいと思います。
そして会場ではこの写真展の全写真を掲載した、写真展図録も販売しています。


土曜日は終日僕もギャラリーにいる予定をしてますので、
一人でも多くの方に見ていただければと思っております。

2008.11.03

BRAZIL GP (Sunday)



「ドラマ」という表現は今日のレースに限っていえば陳腐過ぎる表現かもしれない。
それほど盛りだくさんの要素が絡み合い、
何とも信じられないような結末を迎えた最終戦であった。


スタート直前の雨、そして終盤の雨。
僕の期待通りアロンソ、ベッテルらのバイプレーヤー達の活躍、
すべてが2008年の最後のレースに華を添え、魅せてくれた。


実はマッサがチェッカーフラッグを受けた瞬間には、
ワールドチャンピオンの行方はフェラーリか?と思った。
しかし最終ラップの最終コーナーで、よもやあんなドラマが起きていようとは...
チャンピオン獲得の安全圏にいたハミルトンがベッテルに抜かれ、
ドライタイヤで走り続けるというギャンブルにでたグロックがさらにその前を走り、
6位に順位を落とし、もはや絶体絶命と思われたハミルトンだったが、
なんと最終ラップの最終コーナーでそのグロックをパス!
チャンピオン獲得の最低条件の5位入賞を奪いとった。


仮にグロックがレインタイヤに換えていれば、
その時点でハミルトンは5位以内のポジションにいたわけだが。
結果的には雨に機敏に対応した上位のドライバーが、
それなりの結果を手に入れたということになった。
しかしトヨタの決断、更にベッテルの勢いのある走りが、
レースとして緊張感があり、見応えのある最終ラップを演出してくれた。


しかし、ポイント制の欠点でもあるのだが、
最終戦の表彰台に年間チャンピオンが上がらないのはやはり寂しく思う。
こうなるとバーニーが提案しているドライバーズポイント制の変更は、
僕も多いにありだと思う。


これは僕の持論だが、やはり「速い」こと「強い」ことの証として、
優勝回数の最も多いドライバーをワールドチャンピオンと位置づけても良いと思うのだ。
もちろん異なる意見もあるだろう、
確かに「安定」して上位入賞というのも、
ある意味では「速さ」と「強さ」の証明かもしれない。
しかし「F1」だからこそ、究極の速さを求めているからこそ、
最多優勝こそが真のチャンピオンの条件だと僕には思えるのだが。


さて長いようで気づくともう最終戦、 ある意味では波乱の2008年シーズンも終わった。
しばしの休息のあと、F1は多くの問題を抱えながら再始動をする。
果たして何がF1に相応しいか?ルールもレギュレーションもF1らしさとは何か?
F1が世界最高峰のレースであるという自負があるのならば、
プライドとクオリティーを失わずにいて欲しいと願って、
ひとまずは僕の今季のブログも終えたいと思う。


「お知らせ」
F1SCENEの今季のVol.4は12月に発売を予定しています。
終盤の盛り上がりをそのままに、皆様に感動をお伝えしようともっか鋭意編集中です。
既に発売中のF1SCENE/Vol1~3と合わせて、是非ともご覧あれ!


P.S
不定期になるかもしれませんが、
シーズンオフもこのブログを継続していきたいと思っています。
お時間のある時にでも、またこのブログを覗いて頂ければ幸いです。


最後になりますが、今年も僕のブログに懲りずに最後まで付き合っていただいた、
本当に我慢強い読者の皆様(笑) ありがとうございました。
今思えば時間のない状況での更新ということもあり、
文章や内容が適切でなかったことも多々あったのではと思いますが、
現場の生の声ということでご容赦願えれば幸いです。

2008.11.02

BRAZIL GP (Saturday)



さすが地元で2年連続ポールポジションを穫っているマッサ。
得意のインテルラゴスで今日もしっかりとポールを獲得し、
これで3年連続でのポールからのスタートになる。


しかし今日頑張ったのはやはりトヨタのトゥルーリだろう。
まあ燃料搭載料のこともあるので、そのまま額面通りには受け取れないが、
レースを面白くしてくれそうなポジションであり、
このフロントローは立派と言えるだろう。


そして3番手にはライコネン、
これでフェラーリの2台がハミルトンの前に立ち塞がることになる。
そのハミルトンはもちろん5位完走でチャンピオン獲得だと判っていても、
やはり有終の美は飾りたいはずだし、それがドライバーの性だと思う。
その意味においては微妙なポジションといえないこともない。


ライコネンはこうなれば全面的にマッサのアシストにまわるだろうし、
そしてハミルトンのチームメイトのコバライネンもハミルトンの直後と、
両チームとも守りの体制固めのポジションはしっかりとキープしたといっていいだろう。


さて、こうなると明日のスタートはやはり1コーナーが見物になりそうだ。
鍵はトゥルーリが1コーナへどんなポジションでどんな進入を見せるかだろう、
その展開によってはレース自体が単調になるかもしれないし、
思わぬ盛り上がりを見せるかもしれない。


チャンピオン争いを楽しみにしている方々には申し訳ないが
正直にいって僕が期待するのはチャンピオン争いよりも、
見ていてワクワクするレースだ
このグリッドならば、今回はバイプレーヤーとなるアロンソ、
ベッテルらがレースを掻き回してくれると面白いのだが...

2008.11.01

BRAZIL GP (Friday)



3月にメルボルンで開幕した08年シーズンもいよいよ最終戦を迎え、
このインテルラゴスで開催されるブラジルGPで幕を閉じる。
例年のことだが、気がつけば開幕戦はついこの前のようであり、
またはるか彼方のことのようにも思える。


18戦を戦い抜いてきた結果として現在のポジションがあるわけで、
本来なら素直に彼らを褒め讃えたいと思うのだが、
今年は例年になく多く出されたペナルティーや何とも言えないミスも重なり、
額面通りに受け取るのは僕には少し難しそうな気もする。


圧倒的にハミルトン有利で迎えるこの最終戦、
おそらくマッサも本音を言えば、参った...というところだと思う。
しかし地元でもあり、また僅かでもそして他力本願でも、
チャンピオンの可能性が無いわけではないのだから、
ベストを尽くすというのは正直な気持だと思う。


しかし僕の本音を言えば、今年のチャンピオンはハミルトン以外にはいないだろう。
もちろん数学的な結果、事実としてはチャンピオンになる可能性は高いが、
だがそれ以外の要素を鑑みてもやはり今年の中ではハミルトンだと思える。
消去法で選んだようチャンピオンという気がするのも事実だが、
やはりチャンプとして認めざるおえないだろう。


既に来期のシート争いに注目は移っているようだが、
ボーダー上にいるドライバーにとってはやはりこの最終戦でパフォーマンスを見せ、
来期のシート争いの加点要素を少しでもプラスに持っていきたいはず。


これは僕の勝手な思惑だが、できれば2連勝して今日も最速ラップを出した、
アロンソ、そしてクビサ辺りが暴れてくれないだろうか?
そしてチャンピオン争いもなんのそのというような、
好レースが見られないものだろうか?

2008.10.23

「Never Give Up」佐藤琢磨写真展のお知らせ



「Never Give Up」佐藤琢磨写真展

本日より10月29日まで「Never Give Up」佐藤琢磨写真展を、
銀座キャノンギャラリーにて開催しております。


今シーズン、スペインGPを最後に撤退したSAF1のドライバーだった佐藤琢磨も,
その余波を受けシーズン半ばにしてレギュラーシートを失ってしまった。


世界で戦える日本人として期待をされていただけに、
一日も早い復帰をして欲しいという、我々の願いも込めて、
二人の写真家と一人のジャーナリストで開催しているコラボ展だ。


ジョーダンでのF1デビューから今季までの写真の中から選ばれた写真の数々、
時間の許される方は是非ご覧になって欲しいと思います。
そして会場ではこの写真展の全写真を掲載した、写真展図録も先行販売しています。


金曜の午後、そして土曜は終日僕もギャラリーにいる予定をしてますので、
一人でも多くの方に見ていただければと思っております。