EUROPE GP / VALENCIA (Thursday)
今年初開催のバレンシアでの市街地レース、
先月、ローカルレースを開催したとはいっても、F1は初めての開催で、
何がどうなのか全くの手探り状態。
そこで春先にホテルをオーガナイザーに問い合わせたら、
紹介されたホテルが何と1泊300ユーロ!から、
これって通常の5倍はするレートなんだけど...
どうしてオフィシャルホテルを選び、リーズナブルな値段で関係者に割り当てないのだろうか?
やはり「来られるものなら来てみなさい!」「別に来なくてもいいのよ」というのが本音なのか?
修行の様なF1取材(笑)しかしその修行の先に何があるって訳じゃないのは、
二十数年もF1を追いかけていれば先刻承知のうえ。
難行苦行を乗り越えて、ようやく頂ける1枚のFIAパーマネントパス、
これだけの為に頑張ってきた訳じゃないけれど、何だかな〜という気分は事実。
さて、オーガナイザーが紹介してくれたホテルを丁重にお断りしたものの、
代替えで自力で探したホテルはバレンシアからおよそ100キロ離れた山の中。
A7を南下して70キロ、そこから一般道で30キロほどで、
今回の宿泊先、Muro d'Alcoy という街に到着する。
第一印象は南米、それもメキシコ辺りのイメージの街。
昼は商店も家もブラインドを降ろし、ひっそりとしていて全く人気がなく、
ゴーストタウンの様な気配すら感じる。
ここがバルセロナと同じスペインとは、そしてパリと同じヨーロッパだとは到底思えない...
そしてスペインの常なのだが、夕食の始まりは遅く、
当地に一件見つけた地元スペイン料理のレストランは、午後9時半を過ぎなければ開かない。
午後11時を過ぎても続々と客の集まるレストラン、いったいどこからこんなに人が出てくるのだろうか?
まさに湧いてくるという表現が当て嵌まるような人出、
街の持つ昼と夜の顔の違いに驚かされた。
しかし、F1ってそんなに偉いのか?そんなに凄いのか?
最近のオリンピックもどうかと思うけど、F1はもっと不可思議な世界。
それでも20数年その場所に僕が居続けるということは、どこかに魅力があるのだろうか。
自分とF1の距離があまりに近すぎて、日常に存在するのが当たり前になっているF1、
どうやら今の僕にはこれが決して良い状態とは言えないようだ。
だから、もう少し遠巻きにして、F1を外側から眺めてみるのもいいのかもしれないと思う。
でも、だからってサーキットからホテルが100キロ離れても、それは意味が違うと思うけど...(爆)