BELGIUM GP (Sunday)
グランプリ最終章に向けて大きな意味を持つベルギー、イタリアの連戦。
その初戦のベルギーはスパ・ウェザーに翻弄され、
波乱の結末を迎えることに...
セミ・ウエットコンディションでスタートをきった決勝レースだったが、
序盤にハミルトンのミスもあり、スパを得意とするライコネンが先頭に立つと、
そのままレースをリードし続けた。
この時点では、おそらく誰もがこのままライコネンがリードラップを重ね、
ゴールまで向かうだろうと思っていたはずだ。
だが、気まぐれなスパ・ウェザーが思わぬ悪戯を仕掛けたのは
44周のレースが残りわずか2周にとなった時だった…
ドライ・タイヤでそのまま走りきれるか?そう思われた小雨が、
あっというまに路面を濡らした。
ライコネンとの差を一気に詰めたハミルトンは最終コーナーで仕掛け、
あわやというタイミングだったが抜くことはできず、
結果的にシケインをショートカットすることになった。
しかし執拗に次の1コーナーの進入で揺さぶりをかけ、
今度はライコネンをパスすることに成功する。
激しくなった雨脚にライコネン,ハミルトン双方ともスピンを喫しながらも、
必死にバトルを繰り広げるが、最終的にライコネンがスピン後にクラッシュ。
これで幕切れ、となるはずだったのだが…
レース・スチュワートはハミルトンのシケインのショートカットに対し、
ペナルティーを科し、最終的にはマッサ、ハイドフェルド、ハミルトンの順位となった。
*シケインのショートカットに対するペナルティーは本来はピットスルー・ペナルティーなのだが、
レース終了後の裁定なので25秒加算のペナルティーとなった。
しかし今日のレースはファンもチームクルーもメディアも一体となって沸いた。
結果はともあれ本当に久しぶりに楽しいレースを見た気がする。
もちろんスパ・ウェザーは見事な演出でレースを盛り上げてくれたが、
やはり追い越しのできるサーキットこそが、
何よりも今のF1に求められている必要なものなのだと、
ハッキリと判らせてくれたベルギーGPであった。