GP Letter

2008.03.23

MALAYSIA GP (Sunday)


昨日は夕方から降り出した雨が夜まで降り続き、
結構な降雨量になった。
一夜明けてホテルの窓から見えるKLツインタワーは、
朝日を受け、近未来的なその姿を輝かせていた。
他の国なら、よし今日はいい天気だぞ!という感じになるのだが、
残念ながら熱帯に属するクアラルンプールでは、
毎日のようにスコールがある。


連日夕方から夜にかけて文字通りドシャ降りの雨なのだが、
その降雨量が半端ではないため、もしもレース中に降り出したら、
かなりの混乱は必至。
出がけにホテルのフロントマンは「今日も夕方から雨が降るよ!」
「レースは何時から?」と聞かれたので、3時スタートだよと答えると、
「ウ〜ン、微妙ね…降られるかもしれないね」と言っていた。


こと天気に関しては地元の人の言うことは素直に受け取る僕なので、
(えっ?それじゃ他のことは素直じゃないって?)
ともあれその言葉を信じ、レース終盤から雨!それも土砂降りと予想をした。
が、しかし気温30℃、曇りがちながら青空も臨める天気の元で、
レースは始まり、そのままエンディングを迎えることになるのだが…


昨日の予選でペナルティーを与えられたマクラーレンの2台が、
5グリッド降格、フロントローのフェラーリの2台が圧倒的に優位に立った。
中盤までは理想的な1、2体制でポジションをキープするが、
やってもうた!ラップ31にマッサがスピンアウト!
昨日のサプライズボーイも一夜明けて、
期待されると弱い普段のマッサに…


ペース的にはフェラーリが好調だったので、
充分1、2フィニッシュもあり得たレースだったが、
BMWのクビサが2位、コバライネンが3位となり、
結果的には今後のシリーズ争いが面白くなる展開となった。


これで開幕2連戦は終了だ。
1週間のインターバルで次はフライアウェイの最終戦、
バーレーンGPだ。
待望のヨーロッパラウンドまであと残り1戦!
はあ〜ヨーロッパの風が懐かしい…

2008.03.22

MALAYSIA GP (Saturday)



オーストラリアの結果から見ると、
マクラーレンの優勢かと思われたマレーシアGPの予選だったが、
フェラーリの2台が意地を見せフロントローに並んだ。
もちろんマクラーレンも3番手コバライネン、4番手ハミルトンと、
フェラーリの直後に2台並んでいる。


そして大方の予想を覆し、ポールポジションを獲得したのは、
フェラーリのサプライズ・ボーイ、F・マッサだった。
何故か期待をしていない時に限り頑張ってしまうF・マッサ(笑)
昨年のブラジルGPの彼の喜びの表現を覚えている方も多いと思うが、
そのキャラクターは喜怒哀楽が激しく、感情表現も大袈裟で、
そのアクションは現在のF1界で一番派手かもしれない。
どことなく憎めない、いい奴というのが僕のマッサの印象だ。


予選中、雨の心配をしながらコースで予選を撮影していた僕だが、
ハミルトンの予選アタックを1コーナーのイン側で
撮影していた時に気になる事が一つあった。
それは1コーナ−の立ち上がりで、
彼が明らかにスピードを緩めていることだった。
何故か理由は判らないが、一瞬えっ?アタックラップじゃないんだ、
そう思ったほど、スピードが遅かったのである。


だが決してオーバースピードで進入した訳でもないし、
前を走っていたコバライネンの立ち上がりはスムースで、
1コーナーを見る限りハミルトンよりも速かった。
リザルトを見ると実際にコバライネンの方が速い。
彼のマシンに何らかのトラブルか、もしくは体調がすぐれないのか?
だがそれでも4番手というポジションを考えると、
僕の気のせいで、全く問題ないのかもしれないが。
いずれにしても追う者が前にいて、
追われるものが背後にいる、この状況こそF1の醍醐味。
明日のレースが楽しみになるではないか!


予選終了後に併催されているアジアGP2はスタート直後から、
雨の洗礼を受け、多重クラッシュが続発した。
明日のF1も雨の予想がされている、「雨で荒れたレースになれば...」
ホンダのJ.バトンが密かに自信を見せていたことを書き加えよう。

2008.03.21

MALAYSIA GP (Friday)



昨日のブログでマレーシアは意外と涼しいなんて書いたが、
ここにお詫びを申し上げ訂正させて頂きたいと思います(笑)


涼しいなんてとんでもない!40℃超えの気温、
90%を超える湿度、文句のつけようの無い完璧な熱帯の天候。
2レース続けての灼熱の戦いのプロローグは再び始まった。


体力自慢のドライバーも、さすがにここのレースだけは厳しいと見え、
クールスーツやヘルメットの中の冷却システムなど、
チームもアイデアを凝らしてくる。
しかし暑いものは暑い、あのレーシングスーツは着るだけでも難儀だ。
実際にマレーシアでも開催される日本のGTレースでは、
ピットロードを撮影するカメラマンも、
難燃性のレーシングスーツ着用が義務なのだが、
僕はそのスーツを着たくないが為に、
絶対にピットから出ないで撮影をするほどだ。(笑)
(まあそれだけが理由じゃないけどね...)


今日のフリー走行、午前中はフェラーリの2台が好調なスタートをきる。
午後に入っても好調を維持するも、
最終的にトップタイムに躍り出たのはマクラーレンのハミルトンだった。
そしてホンダのバトンが4番手につけ、その後にベッテル、
トゥルーリと続き中嶋一貴が10番手、
アロンソとピケは午後も午前のタイムを更新する事ができず、
2台続いて14、15番というポジションに沈む。
そして佐藤琢磨がトップから約3秒遅れの19番手となった。
ウ〜ンこのタイム差は厳しい...


もちろん予選は別物、
ガソリン満タンでレースのシュミレーションをしているか?
予選用のセットアップを詰めるために燃料を最小限にして、
走行をしているか?
外から見ている我々には判らないので予想は難しいが、
オーストラリアから大きなモディファイはできないので、
故に前回好調のチームがやはり上位進出することは間違いないと思う。
しかし予選中に雨?なんて予報もある、
さあ、大ドンデン返しはあるのか?

2008.03.20

MALAYSIA GP (Thursday)



さて予想外の灼熱のグランプリとなった開幕戦のオーストラリアGP。
暑さとの戦いを何とか無事に終え、次戦マレーシアGPまでのインターバルを
僕はギリギリまでメルボルンで過ごした。


そして水曜の深夜、厳密に言えば木曜の0時45分のフライトで、
メルボルンからクアラルンプールへ向かい、
早朝6時過ぎにKLIAに到着した。
到着後、空港のHレンタカーに予約の車を受取に行くと、
何と車が1台も無いときた!
なぬ?このグランプリの週末に車が1台も無いだと!
しかも予約をしてあるのに...
2週間分の荷物+αを引っさげて、2カ国に渡る開幕の2連戦。
さすがに疲れも溜まってきた僕は溜まらず怒り爆発。
「いい加減にしろ!今から30分以内に何でも良いから車を用意しろ!」
怒鳴られた受付の男は慌てて電話をかけまくり、
何とか他社のレンタカーを1台、
それも予約のグレードよりも上位車種を用意したので、
何とか僕の怒りも鎮静化した。
しかし「料金は予約の金額しか支払わないからな」と、
念を押したことは言うまでもない。(笑)


ここマレーシアはメルボルンとの時差は3時間遅れなので、
日本よりも1時間遅れとなる、
ということはメルボルンで保っていた2時間のアドバンテージは消え去り、
逆に1時間のビハインドを負うことになる。
それは、つまりこのブログもギャラリーも締め切りが厳しくなるという訳だ。
今回も良いテンポで仕事を消化せねば...


メルボルンはレースの翌日までは38℃を超える気温は続いたのだが、
火曜日、そして水曜日と突然のごとく20℃前後の快適な気温帯に入った。
同じ場所で半分近い温度差、これが涼しい環境から暑い環境への変化だと、
とても体が保たないが、逆にこの場合はむしろホッとした感じだ。


そして今日、到着したセパンサーキットの午前10時の気温は、
26℃前後とマレーシアにしては至極快適な気温だが、
ただし、お決まりの湿度は半端じゃない。
特に湿度の低かったメルボルンから比較すると、
まるで空気中の水分が目に見えそうなほど、空気が重たく感じる。
今度は暑さ+湿度との戦いか...
僕の心は早くもヨーロッパ・ラウンドへと飛んでいる。