CANADA GP (Sunday)
レースは筋書きの無いドラマと言われるが、
こんな結末はどんな名脚本家でも思いつかず、
そして誰にも想像がつかないだろう。
ドラマというにはあまりにお粗末な追突劇、
いったい何というエンディングだ!
一方的にぶつけたハミルトンにとっても、
またこの場合は被害者といえるライコネンにとっても、
今回の一件はシーズンを振返った時に、
悔やんでも悔やみきれないことになりそうだ。
チャンピオンシップ・ポイントを争っている二人が揃ってノーポイント。
これで何とクビサがポイントリーダーに!
終盤頑張りを見せたマッサが、ポイントランキングで2番手と、
ハミルトンと並ぶ。
そして自らのミスでレースを終えたハミルトン、
この結果によってコンストラクターズ・ポイントもBMWが2番手に浮上。
終わってみれば痛いクラッシュだったということか。
実は今回のレース、僕は密かにアロンソに期待していた。
ただ過去にもあまり相性の良くないサーキットでもあるので、
一抹の不安はあったのだが…
最初から思ったよりもペースが上がらずに苦しんでいたが、
速い段階でペース・カーが入ったことで楽になり、
ピットロード出口のアクシデントで一時は3位を走行、
このまま逃げきれるか?とも思えたのだが…
やはり勝負事には相性はあるのかもしれない。
結果的にBMWのワン・ツーフィニッシュとはいえ、
やはり上位の2台がリタイアした結果であることは事実であるし、
正直に言えば、まだ第三のチームであることに変わりはない。
しかしこの勝利はクビサ自身にとっては、大きな意味を持つことになるはずだ。
一度大きなクラッシュを喫したドライバーが同じサーキットで優勝を飾ること、
この大変さは想像を絶するものがあるだろう。
昨年の大クラッシュを思えば今日の優勝は喝采に値すると思う。
さあ、シリーズも中盤戦、
この後はヨーロッパ大陸での熱い戦いが続く。
混沌としてきたチャンピオン争いから目は離せなくなってきた。