GP Letter

2006.06.12

BRITISH GP Sunday



今日のシルバーストーンは暑かった。
ルノーにとって200戦目のアニバーサリーとなるこの節目のGP、
ポールポジションを獲って絶好調、気分も良くスタートしたアロンソが、
これでもかと、追いすがるマイケルの目の前で勝利をわしづかみ。


もしかしたら、この勝利はマイケルに引導を渡すことになるかもしれない...
マイケル自身にも今のアロンソと同じような時代があった。
それこそ連戦連勝、勝ちまくり、
あげくの果てにF1をつまらなくした張本人とまで呼ばれた。


思い起こせばセナやプロストの時代もそうだった。
一言で言えば世代交代なのかもしれない、
しかし自分自身が交代を迫られる年代に近いからか(笑)
まだまだマイケルに頑張って欲しいし、まだ勝てると信じている。


スポーツマンにとって現役でいる理由は、
勝ちたいからで、勝つことへの執念がそうさせているのである。
もしも、その勝利へのこだわりが失せれば、
そこには現役を続行する意味はない。


今のマイケルを見ていると、微妙な迷いが生じてるのかもしれない。
ことごとく記録を破り、7回ものタイトルを手に入れ、
残された記録がGP最多出場となっては、
彼のモチベーションが下がってもしょうがないのではないか?


それは誰にでもあることだと思うのだが、
進むべきか、引くべきか、その幕引きは自分で決めることであって、
周囲によってなされるものではないだろう。
7回もチャンピオンを獲った男だからこそ、
今後の彼の決断を尊重したいと思うが、
「まだまだやれるよ、マイケル!」というのも僕の本音である。

2006.06.11

BRITISH GP Saturday



本日も晴天なり。
過去20数年間に渡り、毎年イギリスを訪れているが、
こんな天候が何日も続くのは初めての経験だ。


前夜は雲一つ無い素晴らしい星空でも、
翌朝には一面の低くたれ込めた雲と雨、
そして前日は真夏のように30℃あった気温も、
いきなり10℃に下がる。
今までにどれだけ期待を裏切られてきただろうか?
それが今年のブリティッシュGPに限って言えば、
夕焼けは明日の晴天を約束してくれていて、
ある意味ではイギリスらしからぬ写真が撮れ、
これまた嬉しいような、寂しいような、
少し不思議な気分でもある。


それにしてもワールドカップの影響で、
土曜日は久しぶりに朝の9時半からの走行となったのだが、
最近は11時開始に体が慣れきっているので久しぶりの早起きは辛い!


ホテルを6時台に出発すると、
イギリス御自慢の朝食も食べられる時間帯ではない。
イギリスびいきの方がいらしたら申し訳ないが、
個人的にイギリスの朝食は本当に素晴らしいと思っている。
というよりもイギリスでは朝食以外にはあまり食欲をそそられる物はない、
正確にはこう言った方がいいかもしれない...


その待望のイングリッシュ・ブレックファーストを食べる機会を捨てても、
サーキットで写したいモノがあるのか?
自問自答を繰り返しながら、
新緑に囲まれたシングル・トラックロードを快走してサーキットに向う。


予選はあっぱれ、F・アロンソが見事にポールポジション奪取!
しかしその話題は直後に始まったワールドカップのイングランドvs パラグアイ戦の影に...
更に晴天の元、オーロラビジョンで太陽を浴びながらのワールドカップ観戦!
残念ながら、GP2はこの魅力には勝てなかったようだ。
サッカー観戦の観客から「GP2のエンジン音がうるさくて解説が聞こえない!」と、
まるで冗談のようだが、本当にそんなクレームがついたようで、
またまた何だかな〜という、シルバーストーンの土曜日であった。

2006.06.10

BRITISH GP Friday



イングリッシュ・ウェザーは本日も晴天なり!
朝から20℃という気温、イギリスのこの時期としては不思議な感覚だ。


ワールドカップとF1GP、
この2つのビッグイベントが同じ日に見られる!
この週末はスポーツ好きのイギリス人にとっては最高のウィークエンドとなる。


もちろんそのために、予選日のスケジュールを早め、
またレース後のサーキットでもオーロラ・ビジョンで、
イングランドの初戦を見ることができるように配慮したというのだから、
そのオーガナイズぶりは恐れ入る。


さて、気温30℃に届こうかというシルバーストーン、
ピーカンの元でのF1だが、SAF1チームにサード・ドライバーとして、
かねてから噂されていた山本左近が加入した。
巷では様々な憶測や推測が飛び交っているが、
ある意味では安定していた日本でのポジションを捨て、
新世界に飛び込み、チャレンジャーとして挑む彼の心意気を評価したい。


苦労すると判っていても、進むべき時、進むべき道があり、
そのタイミングを見極めたら、あとはひたすら邁進するのみ。
もちろん、それまでに戦いの場に上がる為の準備は怠ってはならない。


左近自身が戦う準備を整え、F1という舞台に挑んできていると、
僕は心から願いつつ、彼の奮闘ぶりを追いかけて行きたいと思う。

2006.06.08

BRITISH GP Thursday


イギリスの夏は2週間。どうやらこれがイギリス在住の常識らしく、
そして世の中ではイギリス=天気が悪いという図式が成り立ってるようだが、
しかし実際にはここ数年雨の中のレースは無いはずだ。
予選で雨が降ることはあっても、また決勝レースも怪しい天気にこそなれ、
結果的には何となく持ちこたえている。


だが今年は少しばかり条件が異なる。
何故ならワールドカップ開催によって、
イギリスGPの開催時期が早まってしまったからだ。
例年よりも1ヶ月早いシルバーストーンの天候は?
俗説通りイギリスの夏が2週間だとすると、
今はまだ夏というのには早過ぎる季節のはず。
となれば荒れる天候も予想されるのだが...


いつも思うが我が侭な写真家は晴れが続けば雨を欲し、
雨が続けば晴れを望む。
だが、今回だけ誰が何と言おうと雨が待ち遠しい!
カメラマンにとって一番最悪なのが、グレーの曇り空。
これだけは何をどう撮っても絵にならない...


ならばいっそバケツをひっくり返したようなドシャ降りの雨がいい!
被虐的な性格なわけではないが(笑)中途半端はご免だ!
降るならドシャっと、晴れならピーカンを!



パリから車で北に向いカレーからフェリーでドーバー海峡を渡り、
上陸したイギリスの第1日目の天気は晴れ、何と気温は27℃!
湿気も多く、ムシ暑く感じる。
そして更に明日以降の天候もおおむね晴れ!


ウ〜ン、今週は雨を期待したのだけどなあ...
イギリス人フォトグラファーが僕の雨好きを察してか、
「申し訳ないけど今週は宮田向けの天気ではないようだから!」と
ものすごく嬉しそうな笑顔で挨拶に来た。

それにしても、何とも悩ましきかなイングリッシュ・ウェザー!