VALENCIA Test (The First day)
ついにと言うか、とうとうと言うか、
シーズン開幕が頭の中の大半を占めるようになってきた...
本来なら当たり前の季節なのだろうが、
例年、旧正月で過ごしている僕なので、(笑)
少しばかりテンポが速く辛い部分もある。
だが時は待ってくれない...
というわけでパリで時差調整をし、
07年初仕事とも言える、スペインのバレンシア・テストにやってきた。
昨日、バルセロナの空港に着いたときは暖かく、
半袖も大丈夫という位の好天だった。
しかし車で300キロ南にあるバレンシアまで走るうちに、
雲が広がりだし、残り30キロを切った辺りからは雨粒が落ちてきだした。
翌朝、この時期のスペインは午前8時過ぎではまだ空は薄暗く、
おまけにホテルの窓から見える道路は街灯の明かりで濡れて光っているのが見えた。
雨だ...天気予報は良好だったのに。
重い気分で支度を整え、サーキットに向かう。
30分足らずで到着したサーキットも小雨が降っていて、
雲は厚く、晴間は臨めそうになかった。
こうなると正直なもので、撮影意欲も途端に失せていく...
だが、今回の使命は僕個人のみならず、F1SCENEにとっても重要である。
そう、フランス人以外で外国人として初めて、RENAULT(ルノー)と契約を結んだから!
だからこそ、どんな状況でも相手を納得させられる写真を撮らねばならない。
晴天ならばいくらでも方法はあるが、雨混じりの曇天となると、
あとは創意工夫あるのみだ。
そして与えられた日程は3日間あるのだから、
きっと晴間もでるはずと信じて、第一日目を終えた。
想像通り、アロンソ+マクラーレンが速い!
もちろんBMWもトヨタも、そしてフェラーリも負けていない。
今日のセッションを見ただけでは何とも言えないのだが、
マクラーレンの速さは抜きん出ているかもしれない、
ただし、エンジン・ブローを起こしていたことも付け加えておこう。
安定性では、やはりルノーそして中嶋一貴の乗るウイリアムズがいい。
特に中嶋選手はチーム内の評価も高く、
日本人の中で明日のF1ドライバー候補の筆頭かもしれない。
クラッシュテストが問題になっているSAF1も琢磨のドライブで元気だ。
昨年のようにオドオドしたチームではなく、
堂々とF1チームとしての存在感をアピールし、
SAF1へのエンジン・サプライヤーでもあるホンダ共々、
今日は控えめだったが明日以降は期待しても良さそうだ。
それにしてもこの天候、そして平日にも関わらず、
これだけの観衆が集まるとは如何に?
確かにヨーロッパの観客は目が肥えていて、
面白いレースには敏感だ。
とすると、実力拮抗の07年のF1は面白いことになるかもしれない...
そんな予感で終えたテスト第一日目であった。