GP Letter

2007.04.08

MALAYSIA GP (Sunday)


正直に言えばマクラーレンの1、2フィニッシュという結果には少々驚いた。
開幕3戦は圧倒的にフェラーリが速いと思っていたが、
短期間の間にマクラーレンは見事にアップデートをこなし、
灼熱のマレーシアGPを見事に征した。


それにしても今年の1コーナーだが、
特に序盤戦は毎ラップ、ブレーキングを遅らせ、
オーバーテイクを試みようとするドライバー達の激しいバトルは撮影していても楽しく、
思わず声が出るような争いが繰り広げられた!


中盤以降はいつものよう淡々とラップをこなすパレードのようなレースが続き、
暑さもあり、レースに対する興味は薄れてしまったが、
脅威の新人、ハミルトンの奮闘ぶりは賞賛に値するだろう。
これで2戦続けて表彰台に載ったわけだが、
この快進撃はどこまで続くか?僕の興味の焦点は違った方向に行きそうだ。


さて、今日のフライトで日本に戻り、1泊して荷物を入れ替えてバーレンに向かう。
フライトまでの残された時間は4時間弱、果たして間に合うか?
乗り遅れるわけにはいかない、ブログを終わらせ次の作業に移行しよう!

2007.04.07

MALAYSIA GP (Saturday)



それにしても暑い!今週一番の体感温度。
なんてったってスタンドの「ADRIAN SUTIL」の垂れ幕を見て、
「DORIAN SWEET」と読み違えてしまうほどの暑さ!
(ちなみにドリアンは東南アジア名産のフルーツで、
味は良いが強烈な臭い故、ホテルなどには持ち込みが禁止されている)


プレスルームから一歩でると、体中の汗腺が開き水分が蒸発していくのが解る。
レーシングスーツを着て、背中にエンジンを背負ってるドライバーとどちらが良いか?
環境的にはもしかしたら重い機材を担いで、
直射日光の下を歩いているカメラマンの方が劣悪かもしれない。
何と言ってもカメラマン・ジャケットに入れて持って歩いた冷たいはずの水が、
ワンセッション終えて戻って来ると、そこそこの温水になっているのだから凄まじい!


すれ違うカメラマン同士の挨拶も「暑いね〜たまらんわ〜」こんなのばかり。
でも僕らは写真を撮る!ひたすら写真を撮る、
ここまで来ると、もはやそれは仕事だからという理由ではない気がする。
特別に僕はストイックでは無いつもりだが、
こんな暑さの中のグランプリを撮影し終えると、
得られる達成感は格別なものがある。

だからきっと僕らはこれからもグランプリの写真を撮り続けるのだろう、
そのホンの一瞬の充足感、一時の喜びを得る為に。


さあ明日は決勝、売り切れることなくレースを撮り終えたいものだ。

2007.04.06

MALAYSIA GP (Friday)



午後から雷雨という天気予報は見事にハズレ、1日中蒸し暑い中でのフリー走行となった。
それにしても暑い!!
90%を超える湿度と36℃を超える気温、
水分はほぼ汗となって蒸発している気がする。


午前中はサード・ドライバーが走るチームもあり、目新しさはあるのだが、
やはりレース・ドライバーとは撮影する方の気合いも違う。
フリー走行はフリー走行、ましてここマレーシアで先週テストをしているので、
チームとしてはレースにターゲットを絞り、シュミレーションを行っているチームが多く見受けられた。


このマレーシアGPだが、今年でFIAとの契約が満了するが、
現時点では来年以降の開催は確定していないようだ。
観客動員数は年々減少していて、F1贔屓だった首相も代り、
もしかしたら来期はカレンダーから消滅するかもしれない。


個人的には金網とコンクリート・ウォールに囲まれた近代サーキットはあまり好きではなく、
多少のリスクがあったとしても、昔のオールド・サーキットの方が撮影する醍醐味がある。
その意味ではここセパン・サーキットは決して好きなサーキットではないのだが、
やはり無くなるとなれば、それは多少は感傷的にもなる。


しかし、安全性と観客動員に重きを置き、そして開発を凍結し、年間予算を押さえる。
これらの制限が本当にF1を面白くするのだろうか?
僕にはいささか疑問だ。
以前から言ってるように、F1は究極のレースであって欲しい、
だからこそ、お金をかけるのも、開発を続けることも必要なのである。
それを規制するのならば、いっそF1の開催を止めてしまう方がいいのかもしれない。


興行とスポーツの狭間で、近代F1は揺れ出すような気がしてきた。
F1はスポーツだ!そう思えるような予選、レースを見せて欲しいし、
それこそがF1が究極のレースとして生き残れる唯一の道だと思うから。


MALAYSIA GP (Thursday)


さあ、先週の富士のF・ニッポンからいよいよ連戦の開始。
今週はマレーシア、そして日曜の決勝後にフライトで日本へは月曜の早朝着、
そして1泊して翌日、羽田から関空、ドーハ経由でバーレンへ。
言葉であらわすと簡単だが,実際には結構なハードスケジュール。


日本を立ち、同日の夕刻、クアラルンプールに到着。
レンタカーをピックアップして、市の中心部のホテルまで向かう。
今回は初めてのホテルだったので、場所を探すのに時間がかかるかな?
そう思っていたのだが、最初に道を尋ねたバイクに乗ったお兄ちゃんが、
なんと「オレの後ろについてこい!」とホテルまで先導してくれた!
マレーシアの人々の心の温かさに感動、テレマカシ!


天気予報によると今週は午後が連日雷雨の可能性があるという。
幸い?本日(木曜日)は終日晴れて、
目出たく36℃を超えるマレーシアらしいムシ暑い天気。
しかし毎年のように思うのが、36℃といえば僕の体温より高い温度!
こんな気温の中、いったい「人間」はどうなるのだろうか?
そう心配しながらも、毎年仕事をこなし無事に生還しているのだが(笑)


さあ明日の天気はどうだろうか?
いっそのことマレーシアらしい、とことん暑〜い天気を期待したい。
えっ?もうヤケになってる?まだまだ開幕2戦目だから大丈夫!