GP Letter

2007.05.28

MONACO GP (Sunday) Final



朝から好天、今日はいい感じ!
そう思ったのも束の間、なんとスタート直前には雲が増えて来て、
BSタイヤの浜島氏からは35ラップ前後で雨が降るという、
余りありがたくない情報を頂いた。(笑)


しかしこの予報は見事に外れ、後半に向かって天候はよくなり、
終ってみればスタート前後が一番怪しい天気だった。
レースは上位に限っていえば、予選結果がそのまま反映された形になった。
やはり追い越しの難しいモナコでは予選のグリッドがいかに重要か?
判っていたことだが、改めて念押しをされた気分だ。


そしてマクラーレンのアロンソとハミルトンはこのレースで獲得ポイントは並んだ。
しかし開幕戦から続くハミルトンの健闘ぶりには本当に恐れ入る、
ここまで優勝こそ無いが、全戦表彰台という素晴らしい記録を更新中だ。
もちろんそれだけマクラーレンのマシンのパフォーマンスが良いのだろうが、
ドライバーズ・サーキットと言われるこのモナコで、
予選、決勝共に2位というリザルトは見事としか言いようがない。


さらにその好調なハミルトンをキッチリと押さえ、
どちらかと言えば相性の余り良くなかったモナコで見事に勝ったアロンソ、
さすが、チャンピオンらしいレースを披露してくれた。


さて年に一度のモナコGP、振り返って自分自身の結果はどうだったか?
残念ながらと言うべきか、やはり終ってみれば悔いは残り、
来年以降も、まだまだモナコへ通うことになりそうだ。
嬉しいような、悲しいような...
だがこれでまたモナコへ来る堂々たる理由ができたことは間違いない!(笑)

2007.05.27

MONACO GP (Saturday)



1日の休日を挟み今日は予選日、
曇り空ながらも、こちらも気合い充分でサーキットに向かう。
しかし午前中のフリー走行直前から雨が降り出した...
気合い充分だっただけに、「いっそもっと激しく降ってくれ!」と願うも、
思いは虚しく一番最悪の中途半端な雨と曇りで一日が終わってしまった。


確かに難しいコンディションになればアクシデントやハプニングも多くなるので、
レースを見る側からすると面白くなる要素が増える。
しかし現場のカメラマンにとってもこのコンディションは最悪になる。


「晴れなら晴れの、そして雨なら雨の...」
そう宣言してサーキットに向かっているだけに、
このどっち付かずの状況には参った。(笑)


もちろん天候に翻弄されたのはチームやドライバーも同じこと。
やはり経験豊かなチームやドライバーは状況の変化に強く、
素早く適切な判断をくだす。
そして基本的にはその判断ぶりが、そのまま予選の順位に反映されるのだが...
中にはつまらないアクシデントやトラブルで、
予想外のグリッド順位に甘んじているチームやドライバーもいるのも事実だ。


そして明日は決勝。
しかし天気予報は決して良くはなく、
今日と同じようなスッキリとしない一日になるかもしれない..


ウ〜ン晴れか雨か、どっちかハッキリ決めて欲しい。
晴れなら「あそこへ」、雨なら「こっちへ」そう決めているポイントが幾つかあるので、
状況によってはスタートからチェッカーまでの動きがまるで正反対になる可能性もある。
あくまでも快晴の予想で思い悩んできた撮影ポイントのローテーションなので、
これは朝から練り直しの必要があるかもしれない。


いつもこのレースが最後、そう思って取材を続けて来た。
そう、それは悔いを残さぬように撮影をしたいからだ。
しかし現実には悔いを残すこと大多数で、
心底満足したレースはほとんど記憶に無い!


だから21年もGPを追っているのかもしれない。
見えない「満足」と言う名のゴールに到着するまでは、
終わりのない旅の連続なのかもしれない。

2007.05.25

MONACO GP (Thursday) 



パリから陸路で850キロ、モナコ公国に到着。
といっても宿泊はニースなのだけど...


毎年特別なレースと思って今年で21年間通ってきたのだが、
今回はどうも様子が変なのである。
パリを出るまでは、さあモナコだ!と張り切っていたのだが、
いざ現地に入ってみると、何故か例年のように自分自身に盛り上がりが無い。


キムタクが来ようが、誰が来ようが関係ない、
モナコはモナコ、そう思っていたのだが、
どうもFテレビの芸能人を起用する手法が妙に鼻につく。


一番大切なのはどんなレースを見せてくれるか?
それに尽きるはずで、カンヌ映画祭のついでに
サッカーのUEFA CUPのファイナルを観て、
その足でモナコGPを観戦なんて、
お気楽な芸能人をチヤホヤするのは勝手だが、
ましてやここはモナコ、そしてF1だ。
そんな陳腐なモノでは無いはずだ。


取り巻きを20人近く引き連れてパドックを歩く様子は、
一体何様のつもりだろうか?
モナコの王子だってこんなに付き人はいない!(笑)
異常なほどタレントに気を使うプロデューサー、
その姿は傍目に見ても惨めで、情けなくなってくる。
視聴率あげるため?会社のため?
テレビの宿命なのかもしれないが、
そんな方法でしか視聴率を上げられないのだとしたら、
それは日本の風土にF1が合っていないということだ。


興味のない視聴者にF1を見せようとするなら、
放映時間から考え直すべきだし、
幼稚なゲストは排除し、それこそヨーロッパのTV中継のように、
番組が始まるとおもむろにスタートシーン、
そしてポディウムが終ったら、エンドロール。


解説も元F1ドライバー達、
シンプルだけど、見たいところ見せたいところは外さない。
こんなスタイルの中継を一度見たら、
日本の中継は見てられない...


残念だがこれが現在の日本に置けるF1の状況だと思う。
ホントはもっと素晴らしいイベントなのに、
その数パーセントしか伝えられていないようにさえ思える。
F1はバラエティー番組じゃない!
どうか正しい「大人のF1」を見せてもらえないものだろうか?


さて皆さんの判断は如何に?