FRANCE GP (Sunday)
昨日の天気から一転して今朝は小雨混じりの寒い日曜日となった。
決勝前には碧空も少しは望める天気になったが、
微妙なコンディションに変わりはない。
さて、チャンピオンシップ・リーダーのマクラーレン、L・ハミルトンにとって、
今日のマニクールはどう映るのだろうか?
結果としてレースはフェラーリの独壇場でライコネンが勝ったのだが、
どうも勝ち方が解せない...
北米シリーズのマクラーレンの強さを目の当たりにしたら、
このフランスGPで、特にアロンソの走りは納得できないものがあるのだ。
最近のF・アロンソの様子を見ていて、
彼自身も開幕前は今の状況は予想できなかっただろうと思う。
リザルトもチームと自分の関係を含め、今の状態には納得してはいないはずだ。
確かにハミルトンはマクラーレンの生え抜きであり、
優等生といってもいいだろう。
対するアロンソは移籍組、それも訳ありの移籍騒動付き。
そしてチームはイギリス籍、相手もイギリス人、そして自らはスペイン人。
判っていたはずではあるが、
思わぬところに壁が立ちはだかっていたのかもしれない。
F1はある意味で代理戦争の役割も果たしている。
元々はナショナルカラーに塗り分けられたマシンを使い、
国と国の勢力争いの舞台だった。
それ故に「ナショナリティー」という問題は、
あらゆる局面で最後まで絡んで来る。
(それこそ我々メディアでさえも思い知る場面は多々ある)
勝てば官軍、これは勝負の世界の定石、
F1の世界においても同じこと、速い者が、強い奴が正義になる。
前チャンピオン、アロンソが唯一チャンピオンとしての誇りを取り戻す道は、
如何なるハンデも乗り越えて、何が何でもハミルトンに勝つこと、
これ以外に道は無い。
偉大なるチャンピオンのM・シューマッハに競り勝ち、
手に入れたチャンピオンのタイトルは単なる飾りや伊達ではないはず。
そしてまだシーズンは折り返し点、巻き返しには充分な時間がある。
アロンソの瞳に漂う憂いの色は失望ではなく、束の間の悲しみの色なのである。
きっとその輝きを取り戻す日が来ることを僕は信じている。