EUROPE GP (Sunday)
今日の主役は間違いなく「天気」だと、現場にいた人間は誰もが言うだろう。
確かにこれほど天気に翻弄されたグランプリは過去にもそう多くはないと思う。
スタート前は抜けるような碧空、そしてスタートに合わせるかのように降り出す雨、
まるでレースを面白くする為の演出効果のようでさえある。
1コーナのストレート・エンドのグラベルに向かい、
氷上を滑空しているかのように滑るマシン、
それも突然降り出した大粒の雨の勢いに合わせ、次から次へと滑っていく...
シリアスなアクシデントが無かったからこそ言えるのだが、
こんなシーンはそう観られるものじゃない!
果たして観客の目にはどう映ったのだろうか?
荒れた展開の序盤戦は弱小チームにもチャンスが巡ってきたか?
そう思えたのだが、
最終的にはチームとしての総合力がモノを言うことになる。
赤旗中断後は冷静沈着な上位チームの的確な判断により、
ある意味ではいつもと同じようなレース展開になった。
しかし、大きく違ったのはスーパー・ルーキーのハミルトンが初めて表彰台を逃し、
ポイントも獲れないでレースを終えたこと。
そしてアロンソの復活勝利!この二つのトピックが、
今後のチャンピオンシップ争いを面白くしてくれた。
昨日のハミルトンのクラッシュといい、今日の天気もそうだが、
07年のシーズンを混沌とさせる要因が重なっている。
これで結果的にはチャンピオン争いは振り出しへ戻ったと言っても良いだろう。
久しぶりに楽しい(?)レースを見せてもらった気分だったが、
その代償は案外と高くつくかもしれない...
というのは実は朝の晴天から判断して、僕はカッパを用意しなかったのだが、
突然の冷たい雨に打たれ、そして雨上がりの冷たい風に吹かれ震えていた。
やっと治ったと思った北米土産の風邪がぶり返さないことを願うばかりだ...