Hungary GP (Sunday)
理解し難い裁定、そしてその理由。
F1のスポーツマンシップ精神を一番台無しにしているのは、
他ならぬ総本山のFIA(Federation International De L'Automobile)だ。
早い話しが今回のトラブルはマクラーレンのチーム内の問題であって、
FIAがどうのこうのと口を挟むような問題ではない。
それをコンストラクター・ポイントの剥奪だとか、ドライバーズ・ポイントは有効だとか、
何を根拠にそんな裁定を下したのだろうか?
もしもこれが下位チームでの出来事だったら?
おそらくFIAは何も関与する事も無く、チーム内で処理された事だろう。
もちろん、トップチームだから他チームの規範となる必要があるのは当然だが、
しかしだからと言って今回のように、
いわばオーバー・ルールをむやみやたらと振りかざすのはどうか?
車という道具を使い争う競技だから、そこに様々なハンデは生まれて当然。
その上で成り立っているF1グランプリだということをもう一度良く考えて欲しい。
エンジンも何もかも規制だらけにして、何がF1だ!
F1は何もかもが最高のモノだからF1なので、そもそも規制が加わる事の方がおかしい、
コストがかかりすぎる?ならばGP2に参戦すればいい。
元々レースは贅沢な遊びなのだからお金はかかって当たり前、
その上でF1に参戦したいというチームだけが参戦すれば良いのではないか?
今やレースは市販車開発へのフィードバックなどとは言えない時代。
環境問題、資源の問題などを考えれば、
レースというイベント自体が反時代的で反社会的な興行であるという事実を認識して欲しい。
その上で開催するイベントだから、だからこそ最高のモノにしなくてはならない。
そのメカニカルなマシン、舞台、そしてドライバーも含め、何もかもが最高のステージ、
これがF1グランプリの世界であって欲しい...
そして、これこそがF1グランプリが存在し続け得る唯一の方策だと僕は信じている。
この事件で一番気になるのはドライバー達のモチベーションだ。
彼らにとって一番大切な名誉でもあるドライバーズ・ポイントは残されたので、
その部分だけは幸いだが...それで何もかもが納得できるはずは無く、
また多額の資金を提供しているスポンサーにとっても、
今回の騒動はマイナスのイメージしか残らないだろう。
さて肝心のレースだが激しいバトルがあったわけでもなく、
何事も無かったかのようなレース展開に終始した。
ハミルトンこそ喜びの表情を見せていたが、
何とも納得のいかない無念のハンガリーGPであった...
新しい場所での新しいグランプリ開催を考えるのも良い、
しかしその前にまずFIA内部から意識改革を進めていかなければならないだろう。
ファンあってのF1、この基本を忘れてはならない。
本当のバトル、真のレースを見たい!一人のファンとして、
心からそう願う。