GP Letter

2007.08.26

TURKEY GP (sunday)



ポール・ポジションを獲った時のマッサは強い!
特にイスタンブール・サーキットは昨年初優勝を飾ったこともあり、
本人も自信を持ってレースに臨んでいる。


ドライバーズ・チャンピオンシップはよほどの事がなければ、
おそらくマクラーレンの二人には届くことは難しそうなだけに、
コンストラクターズ・チャンピオンシップのタイトルは、
それこそ喉から手が出るほど欲しいはず。
しかもハンガリーの一件でその差が詰まったので、
今回の1.2フィニッシュはフェラーリとしては理想的な結果だった。


現在、ドライバー、コンストラクターの両タイトルをリードしている
マクラーレンだが、ハミルトンが3位走行中にスローパンクチャーという
アン・ラッキーはあったものの、2台のフェラーリには到底追いつく事のできない
ペースであったことも事実だ。


フェラーリの逆襲、そしてタイトルの行方は?
残されたレースは5レース。
特にこの後のイタリアGP、ベルギーGPがその行方の鍵を握る事になりそうだ。
さて、チーム内のゴタゴタから始まった不協和音が聞こえ出したマクラーレン、
一致団結してチームとして戦う姿勢のフェラーリ。
ここからの後半戦はどうやらフェラーリにアドバンテージがありそうだが、
前半戦のマクラーレンの貯金が最後でモノを言いいそうでもある。


さあ、次はティフォシの待つイタリアGP、一体どんなレースが繰り広げられるか?
つまらないシーズンだと思っていたが、
この展開で少しは楽しむ事ができるだろうか?(笑)

TURKEY GP (saturday)


トルコGPは天気予報通り、快晴、気温35℃の暑さの中で予選を迎えた。
結果から見ればフェラーリを先頭にマクラーレンと、
交互に仲良くフロント・グリッドの4台を占めた。


昨年ここで初優勝を飾ったフェラーリのマッサはこのコースとの相性も良いようで、
最後の最後、チェッカーが振られたファイナルラップで、
誰もがハミルトンがポールを獲ったかと思った直後、
それはハミルトンの順位が1位と表示された、わずか5秒後のことだった...
0.044秒という僅差で逆転ポールを決めた!


この結果は今年残された6レースでフェラーリの戦闘力を、
マクラーレンは侮れないという啓示でもある。
確かに開幕から順調にポイントを重ねてきたマクラーレンのマシンの完成度は高く、
序盤戦はフェラーリと比較しても想像以上のギャップを築いていたと思う。
だがF1は日進月歩、昨日の勝者が今日の勝者とは限らない。
ハンガリーでのトラブルはまさに晴天の霹靂、
思わぬところでコンストラクターズポイントを獲り損なってしまったので、
今回はその巻き返しの意味もあり相当気合いを入れて来ているはずだ。


だがこのレースに懸ける思いはフェラーリや他のチームも同じこと。
このインターバルによってマクラーレン、フェラーリの二強の勢力図は変わらなかったが、
二つのチーム間のパワーバランスは微妙に変化していると感じることのできた予選だった。


そして今年好調のBMWはしっかり三番手のポジションをキープ、
続くルノー、トヨタからは頭一つ抜きん出た様相だ。
期待の日本勢だが「F1をドライブするのが楽しくてしょうがない!」
このコースが大好きだという左近だが、勢い余ってスピンを喫し最下位に甘んじた。
昨日のフリー走行でチームメイトに匹敵するタイムを出していただけに残念だった。


SAF1の佐藤琢磨は午前のフリー走行終了間際でスピンをしたが、
これはタイヤのメカニカル・トラブルが原因だったようだ。
チームメイトのデビッドソンが奮闘、Q2にまで進んだのだが、
ということはSAF1のマシンにはまだ潜在的なパフォーマンスがあるという証だろう。
マシンの開発が滞ってるという噂もあるだけに、嬉しい可能性でもある。


イスタンブールのコースはコースサイドが遠く、カメラマンには評判は良くない。
しかし、ドライバー達にはチャレンジングで楽しいと、至って評判の良いコースだ。
明日も晴天、34℃予想。明日の決勝レースだが、どうやら一番辛い思いをしそうなのは、
撮影ポイントで悩むフォトグラファーかもしれない...

2007.08.24

TURKEY GP (Friday)


今週末の天気も全て晴れ、日中の気温は連日34℃と全てに安定した天気予報(笑)
夏休み明けのイスタンブール・パークにF1GPは帰って来た。


ハンガリーGPでのゴチャゴチャも、できることなら全て忘れ去り、
気持ちもリセットし、ここから新たに残された6戦に挑みたい気分だ。
だが果たしてそう簡単にいくのだろうか...?


ヨーロッパ・サイド、イスタンブールの旧市街にあるブルーモスクにほど近いロケーションのホテルから、
海沿いを走り往路は有料の橋でボスコラス海峡を渡り、
アジア・サイドのイスタンブール・パークに向かう。
予想に反して本日は1時間もかからずにサーキットに到着。
珍しくサーキット周辺は霧に包まれていたが、涼しい!と思ったのは朝の一瞬だけのことだった...


フリー走行が開始される午前10時頃には、霧どころか真夏の陽射しを遮るものは一切消え失せ、
直射日光に熱くなったピットロードからの照り返しは時間を追うごとに強さを増していった...
1回目のフリー走行終了時点の気温は予想気温を超え35℃、
ドライバーもメカニックも、そしてフォトグラファーも休み明けのレースにしては、
相当ハードなトルコGPとなった。


残されたレースは6戦。そしてトルコGPを終えるとイタリア、ベルギーと連戦になるのだが、
移動距離の関係で、チームはこの3戦をファクトリーに戻ることなく3連戦として戦わねばならない。
従って大きなアップデートをすることもできず、このトルコGPの結果を抱えて、
残りの2連戦に挑まなくてはならないということになる。
チャンピオンシップ争いにおいても、このトルコGPの結果は非常に重要になってくるという訳だ。


その出足はフェラーリ、マクレーレンの4台がトップ4を占め順調に見えたのだが、
午後の走行でトヨタの2台が健闘、ハミルトン、ライコネンについで3、4番手につけている。
そろそろトヨタもふんばりを見せなくてはならない時期だ、明日の予選に期待をしたい。


しかし気になるのはホンダの不調振り。
何をどうしても長いトンネルから脱出できない...
この辺りで調子を上げて、日本グランプリに挑んで欲しいのだが。


いずれにしても明日の予選は今年の終盤を占う、そんな予選になる気がする。