BRAZIL GP (Sunday)
幕引きは如何に?
しかしおそらくは誰もが想像できない結末を迎え、
混乱の2007年を象徴するようなレースでシーズンは終わった。
レースが終わってから6時間が過ぎ燃料問題の結論が出た。
BMWとウイリアムズの2チームはドライバーズ・ポイントを得るが、
チームとしてのコンストラクターズ・ポイントを失うことになった。
これで最終的にハミルトンが繰り上がりでチャンピオンになることは事実上無くなり、
ライコネンのチャンピオンが確定した。
ハミルトンのまさかのオーバーランから始まった波乱の最終戦、
そしてあわやリタイアかと思ったエンジン・トラブル。
ここまで常に彼に味方して来た幸運の女神もついに逃げたか?
そう思えるレース展開であった。
そして気がつけばフェラーリのワン・ツー体制、
追う立場のアロンソが思うようにペースが上がらず、
役者も舞台も揃ったといわんばかりのハイペースで2台は逃げる。
そしてそのまま逆転でライコネンがわずか1点差という僅差で、
ドライバーズ・チャンピオンシップのタイトルを初めてその手に掴んだ。
しかしベルギーGPが終わった時点では、フェラーリのWタイトルは想像することは難しく、
中国GPが終わってもハミルトンの圧倒的な優位は揺るがなかった。
だがフェラーリの勝利への拘りが最後の最後に素晴らしいプレゼントを用意してくれたのである。
混乱と混迷を繰り広げ、過去21年間のF1撮影経験の中でも、
僕の印象ではおそらくワースト・ワンと記憶されるシーズンだった。
思い起こせば一昨年のオフに、次の1年をルノーで走り、
その1年後にマクラーレンに乗るという、とんでもない契約をしたアロンソも変だった。
そして、もちろんそんな契約をしたマクラーレンもおかしい。
どこの世界に来年の契約をシーズン前に公表するスポーツイベントなんかあるだろうか?
そこがF1が莫大な金銭が絡む「興行」だと言われる所以なのだと思う。
しかし、これも常に言い続けているが、現在そこにいるドライバーは、
身体的にも立派なスポーツ選手だ。
だからこそ、F1をスポーツに!という思いが僕の中にはある。
F1を単なる世界規模のサーカスで終わらせてしまって
本当に良いのだろうか?もったいないと思う...
F1をオリンピックやワールドカップのようなイベントに育てることは
果たして不可能なのだろうか?
自らがこの世界で生きてる以上、もちろん矛盾も承知で言っている。
最初の一歩は大した理由も無く、さほど興味があった訳ではなかった。
しかし、今やドップリとF1に浸かってしまった以上、
どうしてもF1の持つ魅力を一人でも多くの人に伝えたいと心から思うのである。
来年の話はあえて今はまだしない。
長い遠征を続けて来たチームクルー達も、
今は何も考えたくないだろう。
なにより僕自身が今はF1のことを考えたくない...(笑)
長かったシーズンを支えてくれた多くの人々に感謝の言葉を述べ、
このブログもしばしの間、休みを頂く。
文句だらけ愚痴だらけのブログですが、懲りずに付き合って頂き
本当にありがとうございました。
またその時がくるまで! See you soon!